YouTube動画撮影のクオリティを上げる「照明」の選び方
「YouTube動画の再生数をアップさせたい!」
「動画のクオリティを上げるにはどうしたらいい?」
本格的な動画撮影には、照明の選び方がポイントになるということをご存知ですか?
スマホなどで気軽に動画撮影ができるのに伴い、自作の動画をYouTubeに投稿する人が増えてきました。
動画の再生回数や登録者数を増やすには、照明で動画のクオリティを上げることが欠かせません。
そこでこちらの記事では他のTouTuberに差を付けるのに必要な、照明の機能や照明の重要性を解説。
またYouTuberにおすすめの動画撮影用照明やあると便利な周辺器具も紹介していくので、よりきれいな動画を撮りたいという方は必見です。
カメラのグレードアップの前に照明機材を揃える重要性
YouTubeに投稿する動画撮影では、カメラをグレードアップする前に照明機材を揃えることをおすすめします。
というのも動画のクオリティを良くも悪くも左右するのは照明次第。
さらにカメラを変えるよりコストがかからないのも、大きなメリットです。
◆明るさの確保とコントロール
照明機材を揃えるとどんな環境でも一貫した明るさを確保でき、必要に応じて明るさをコントロールできるのが利点です。
照明を自然光だけに頼っていると、ある場面では明るくても次のフレームになると暗くなるということが起こりがち。これはカメラの露出が自動に設定されている時によく見られます。
一つの動画で統一感を出すには、照明による明るさの確保とコントロールは必須です。
◆動画の画質が格段に上がる
照明機材を使うと動画の画質が格段にアップします。
照明の無い環境では、十分な光量を確保できないとカメラの感度を上げなければなりません。
カメラの感度を上げるとノイズが入りやすく画質が悪くなる原因に。
低画質による動画の安っぽさや素人くささが気になり、動画のクオリティが下がってしまいます。
一方、照明器具で被写体を明るく照らせると、カメラのISO感度は低いままでノイズが入りにくく画質も良くなります。
特にトーク系動画や企画もの動画では、照明が明るい方が視聴者が被写体に集中しやすく明るい印象を受けます。
◆出演者の印象をコントロール
照明なしで動画を撮影すると被写体の顔が暗くなってしまったり、顔の半分に影ができてしまうことがあります。
どうしても動画が暗い印象になりがちで、被写体がのっぺりと見える原因に。
そこで照明機材を使って顔の両方向から照らしてあげると、影が入らず明るい印象にできます。
また色温度を調節できれば青っぽい光でクールな印象にしたり、赤みを帯びた照明で暖かい雰囲気を出すことも可能に。
特にLED電球は寒色系と暖色系の切り替えができるタイプが多く、ライブ配信で異なる印象を与えたい時にもピッタリです。
◆プロのような演出でアクセス向上
もしも動画の再生回数や登録者数が伸び悩んでいて、動画専用照明をまだ使っていないYouTuberの方がいたら、照明機材をそろえることから始めてみては?
プロ顔負けの照明機材により演出もプロ並みになり、あなたの動画再生回数も増えること間違いありません。
プロのような照明にするにはまず「3灯照明」が欠かせません。
「3灯照明」とはキーライト・フィルライト・バックライトの3つの照明を使うことで、それぞれ次のような役割があります。
1.キーライト
被写体のメインアングルに設置するもっとも明るいライトを使用
2.フィルライト
キーライトの反対側に設置して被写体の顔の影を消す役割
3. バックライト
背景と被写体を分離するし色温度を調節することでドラマチックな演出が可能
さらに明るさや色温度を調整できるLED照明なら、プロフェッショナルな動画を作ることも。
YouTuberにとって再生回数や登録者数はそのまま収入につながります。
より高収入を確保するにはまずは照明機材を揃えてみましょう。
YouTuberにおすすめの動画撮影LEDライト
こちらではYouTuberにおすすめの動画撮影用LEDライトをご紹介していきます。
◆定常光スポットライト
NANLITE FS-300B 撮影用ライト LEDスタジオライト 350W バイカラー 2700-6500K 国内正規品
キーライトとしておすすめの定常光スポットライトでは、最大350Wの高出力ながらコストパフォーマンスに優れたバイカラースタジオライト FS-300Bがおすすめ。
NANLITE FS-300Bは350Wと高出力ながらも色温度調整機能を備えたスタジオライトで、ソフトボックスやディフューザーを使用した際でも圧倒的な光量を実現し、大規模なスタジオ撮影でもキーライトとして使用可能です。
また、高輝度なだけでなく、2700K-6500Kまで色温度を調整可能なため写真・動画撮影のキーライトとして活用いただけます。
ポートレートの撮影や商品撮影、インタビュー時のライティング機材としてご活用いただけます。
NANLITE FS-60B 撮影用ライト スタジオライト バイカラー LEDライト 定常光ライト 70W 軽量コンパクト 色温度2700-6500K 国内正規品
キーライトとしておすすめの定常光スポットライトでは、小型軽量にも関わらず高い演色性や色温度調整機能を備えたこちらの商品がおすすめ。
定常光ライトは初心者でも比較的扱いやすい照明機材で、常に一定の光量を発光してくれるので動画撮影には欠かせません。
NANLITE FS-60Bは0.85kgの軽量なサイズ感、出力70Wで2700Kから6500Kまでの幅広い色温度にも対応しているライトであり、高いコストパフォーマンスを実現しました。
ポートレートの撮影や商品撮影、インタビュー時のライティング機材としてご活用いただけます。
◆スティック型RGB LEDライト
NANLITE PavoTube II 6C スティック型撮影用ライト
PavoTube II 6CはNANLITE PavoTubeシリーズの中でもコンパクトでバックやポケットに携帯できる便利なスティック型LEDライトです。
手のひらサイズのライトにはストラップが付き、常に手元にあっても安心。
両端に磁石が内蔵されているので磁石がくっつくところにすぐに照明として設置が可能です。
蛍光灯型と同様に最大3万6000色もの色を創り出す機能を備えています。
また、カラーサイクルやフラッシュなどの15種類の特殊効果が内蔵。
演出用の照明として線形や拡散光源でカラフルで柔らかな光を使用することができます。
◆チューブ型RGB LEDライト
NANLITE PavoTube II 30C チューブ型撮影用ライト RGBライト LEDライト 36000色調光 色温度2700-7500K GM調整 アプリ対応 物撮り ポートレート PV撮影 MV撮影 12ヶ月保証
チューブ型になっている定常光ライトは、屋外ロケなどに特におすすめ。
こちらの撮影用LEDライトはRGB(青緑青)+WW(電球色)の組み合わせで、なんと3万6000色もの色を創り出せるのが魅力。
2700-7500Kの色温度範囲まで調整できるだけでなく、GM調整も±150の範囲で対応可能。
バッテリー内蔵なので屋外での撮影に便利。
物撮り、PV撮影、MV撮影など多くの用途に最適です。
NANLITE ナンライト PavoTube Ⅱ 6C スティック型撮影用ライト RGBWWライト
PavoTube II 6Cは、NANLITE PavoTubeの中でもコンパクトでバックやポケットに携帯できる便利なスティック型LEDライトです。
手のひらサイズのライトにはストラップが付き、常に手元にあっても安心。
また両端に磁石が内蔵されているので磁石がくっつくところにすぐに照明として設置が可能です。
蛍光灯型と同様に最大3万6000色もの色を創り出す機能を備えています。
またカラーサイクルやフラッシュなどの15種類の特殊効果が内蔵。
演出用の照明として線形や拡散光源でカラフルで柔らかな光を使用することができます。
◆小型RGB LEDライト(小型軽量のパネル型ライト)
NANLITE LitoLite 5C 撮影用ライト LEDライト RGBWWライト コンパクトライト
コンパクトなパネル型ライトは、狭い範囲での撮影や野外での撮影におすすめです。
こちらのコンパクトライトはサイズ10.8×6.0×2.2㎝と手のひらサイズのコンパクトさで、重さも138㎏と軽量なのが魅力。
その小さなボディから想像できない程の多機能で、色温度は2700K~7500Kまで調節可。
「ろうそく」や「ディスコ」といった15種類の効果が備わっていて、様々なシーンでつかえます。
バッテリーはフル充電で3.5時間点灯。
本体に磁石を内蔵しているので金属部分にくっつけて使用することもできます。
照明に求める機能
よりプロに近い動画を撮影するには、様々な機能を持つ照明が欠かせません。こちらでは照明に求める機能を詳しく解説していきます。
◆明るさ(照度)調節
照明の明るさは照度といい、光源から出てくる光の量を「ルーメン」という単位で表します。
適切な明るさは被写体との距離や撮影環境で異なるため、照明に照度調節機能があるものを選びましょう。
基本的に被写体への距離が遠ければ遠いほど明るい照明が必要になります。
また明るい屋外と暗い屋内でも必要な照度が変わってきます。
様々なシーンを撮影する必要があるYouTuberならなおさら、照度調節機能が付いた照明が必須です。
◆色温度の調整
照明には色温度を調節できる種類があります。
色温度というのは光源の色あいのことで、「ケルビン(K)」という単位で表します。
数字が小さければ小さいほど赤みが強く暖かい雰囲気になり、数字が大きいと青っぽいクールな色あいになります。
自然光に近い色味が欲しいなら5000K前後がおすすめ。
よって3000K~5000Kで調節ができるLEDライトなら最低限の動画撮影ができるでしょう。
◆光の広がり(光源)調整
照明を選ぶ際は光の広がりを調整できるかどうかもポイントになります。
スポットライトのように光源の面積が小さいと、被写体の影が強調されやすく雰囲気のある動画が撮れます。
逆に光源の面積が広いと、全体的に光が当たって影が目立ちにくくなるため、全体的に見やすい動画になるでしょう。
撮影上級者であれば円すい形の遮光器「スヌート」を使って、光源のコントロールも可能です。
◆携帯性
照明の持ち運びのしやすさは、見落とされがちな機能ですが重要なポイントの一つです。
撮影場所がいつも同じ屋内であれば、照明の携帯性はそれほど必要ないかもしれませんが、少しでも撮影場所が変わる可能性があったり、屋外ロケを将来したいと考えているなら、持ち運びのしやすい照明機材を選ぶことをおすすめします。
その際はコンパクトにしまえ、軽量で専用のキャリングバッグが付いているものを選ぶと間違いありません。
あると便利な照明器具
メインとなるライトの他に、次のような周辺機材があると撮影がよりしやすくなるでしょう。
◆ライトスタンド
全身を映して撮影するような動画の場合、照明は広範囲を照らせるよう、ライトスタンドを使って高い場所から被写体に当てましょう。できれば190㎝まで調節可能なライトスタンドがおすすめで、スタンドの足の幅が調整できるタイプなら設置スペースを取りません。
◆レフ板(リフレクター)
照明を複数設置する予算がないという方は、レフ板(リフレクター)を使ってみては?照明を追加で購入するよりも費用がかからず、電気代の節約にもなります。
レフ板はキーライトの反対側に設置すれば、フィルライトの代わりとして使えます。折りたたみ可能なら持ち運びに便利で、一枚で銀や金、白や黒など様々な面を使えると光量の調節も可能です。
◆ディフューザー
ディフューザーは光を柔らかくするのに欠かせないアイテムです。被写体に直接照明を当てると、光が強くなりすぎて影が目立ってしまいます。
そこで照明にディフューザーを設置すると、全体的に光が柔らかくなり、顔の影も目立たなくなるという訳です。
一部のLEDライトには色温度を調節できるディフューザーが付属されていることもあるため、どんな印象の動画を撮りたいかによって、ディフューザーの種類を選ぶといいでしょう。
照明+構図で動画のクオリティがアップする
照明機材にプラスして構図を工夫することで、あなたの動画のクオリティが一段とアップします。
構図はカメラアングルを変えたり、背景との距離を変えるだけでもグッとプロっぽい動画に仕上がります。
◆構図のポイント
被写体を撮影する時の構図のポイントはズバリ「ズラす」こと。
画面の中央から被写体を少し右や左にずらすだけで、全体的なバランスが良くなり一段とおしゃれな動画を作れます。
コツは画面の縦横をそれぞれ3つに分割し、その縦と横の線が交わる部分に被写体の顔部分を持ってくるだけ。注目させたい部分が強調され、画面に動きが出ます。
喋っている動画を撮影する際は胸から上の「バストショット」が一般的ですが、背景になっている部分の情報も伝えたい場合は、全身を映す「フルショット」や、ひざ上からを映す「ニーショット」などを場面によって使い分けるといいでしょう。
◆顔の位置
素人の動画撮影でよくありがちな画面の真ん中に顔を持ってくるいわゆる「日の丸構図」は、上部分に無駄な余白ができあまり見栄えのいい構図ではありません。
画面バランスの良い構図にするには、顔の位置を少し中央より上に持ってくるのがポイントです。
◆背景との距離
動画の構図を工夫する際は、背景との距離も考えましょう。
室内での動画撮影でありがちなのが、壁のすぐ前で撮影すること。視聴者側から見ると背景との距離が近く、窮屈さや圧迫感を感じてしまいます。
室内で動画を撮影する場合は、壁から少し離れると被写体がより際立ち奥行きのある画が撮れるでしょう。
まとめ
新米YouTuberにおすすめなのはカメラを変えるより、照明機材を揃えること。色温度や照度が調節できる照明機材なら、よりプロっぽい動画に仕上がります。
こちらでご紹介したおすすめ照明機材やあると便利な照明器具を参考にして、撮りたい動画のクオリティを向上させましょう。
動画の再生回数や登録者数を増やしたいならまずは照明機材からです。プロ仕様の照明機材であなたの動画収入アップを目指しましょう。